現代人は睡眠に難を抱えている人が多いですね。 かく言う私も眠れなくて困っていました。 眠れないといっても、とにかく寝つきが悪い。 一人で寝てても眠れないのに、人と一緒だとなおさら眠れるはずもない。 友達との旅行や、会社の研修が続いたこの冬、ついに体力の限界を迎え、風邪をこじらせてしまいました。 気温が一度下げると免疫が一気に落ちると医者に聞いたことがありますが、 冬の寒さに加え、睡眠不足が続いたせいで免疫が著しく落ちたことが考えられます。 今年の目標はとにかく"免疫をあげること"! そのためにはやはり動物にとっては平等に大切な"睡眠"について解決することにしました。
目次
睡眠には”テアニン”が大切!
緑茶や紅茶に含まれるテアニンとカフェインは相対する効能を持っています。 平たく言うと、テアニンは体をリラックスさせ、カフェインは体を興奮させるのです。 この正反対の働きかけをうまく使い分けることで一日の生活リズムを整えることができます。
テアニンの効能とは
リラックス効果・血圧抑制・副交感神経の活性化・心のストレス軽減
睡眠の質向上・中途覚醒の低減・目覚めのリフレッシュ感を高める
といった主に睡眠への導入に適した効能を持っています。
睡眠そのものへの影響も良く、質の良い睡眠への手助けになるでしょう。
この他にも、運動中の過剰な興奮を抑える・脳の萎縮を軽減する・認知機能を向上させるなど、衰えていく体に対して誰もが嬉しい効能を持っています。

カフェインの効能とは
興奮作用・眠気を抑える・利尿作用・血管拡張による頭痛の抑制
セロトニンやドーパミンを増やしてやる気が出る
といった主に覚醒に関する効能を持っています。
これらは一般的にも広く知られている効能ですし、それを狙った商品も目にすることが多いですね。
この他には、運動の持久力アップや、
カテキンと一緒にとることで体脂肪を抑える・脂肪燃焼する
ビタミンCと一緒にとることでアセトアルデヒドを分解して二日酔いを覚ます
などの食生活も乱れがちな現代人には嬉しい効能を持っています。
効率よくテアニンを摂取するには
テアニンは緑茶に多く含まれる
テアニンは特に緑茶に多く含まれています。 紅茶・緑茶・烏龍茶で比較するなら緑茶が一番なのです。 特に多くテアニンを含む緑茶の種類は玉露・抹茶・かぶせ茶・白葉茶があります。 玉露はテアニンなどのアミノ酸を引き出した緑茶で、リラックス効果が高く、 白葉茶という白い茶葉のお茶にも同様に含まれ、白葉茶のテアニンの量は、煎茶に比べると3倍です。 抹茶は茶葉ごと粉末化したものを飲むため、テアニンもカフェインも多く含まれます。 玉露と抹茶はテアニンと同様、カフェインも多く含まれるので、 テアニン、カフェインのどちらを摂取したいのかで抽出方法が変わってくるのです。

テアニンの抽出方法
テアニンの抽出の鍵は"低温"! 簡単にいえば水で緑茶を出す。"水出し緑茶"を飲むということです。 お茶を抽出する際には常にテアニンもカフェインも両方抽出されるのですが、 水出しすることによってカフェインの抽出が抑制され、テアニン本来の効能を邪魔されることなく受け取ることができるのです。 特に、上記で紹介した"玉露"と"抹茶"はテアニンと同時にカフェインも多く含んでいるため、抽出する際の温度が重要です。 テアニンを抽出する際には50度以下の水で。 カフェインを抽出する際には80度以上のお湯で抽出しましょう。 低カフェイン緑茶というものも売っていますので、緑茶の種類を工夫することで効率よくテアニンを摂取していきましょう。
